子どもと高齢者が共に楽しめるレクリエーション

幼老複合施設での仕事の1つに、子どもと高齢者が共に楽しめるレクリエーションの企画が挙げられます。施設を利用している高齢者の場合、体力が低下している人も多いため、子どものように走り回って遊ぶことは困難です。

高齢者の中には、車いすに乗って生活している人もいます。そのため、これらの身体面の負担も考えた上で、施設内で子どもと高齢者が無理なく触れ合えるレクリエーション活動を考える必要があります。

高齢者が子どもに、昔ながらの遊びを教える時間を作るのもよいでしょう。例えば、子どもが高齢者からお手玉やあやとりを教えてもらう時間は貴重な交流の時間になります。手を使う遊びでもあるため、高齢者のリハビリにも効果的と考えられます。また、子どもが新たな遊びを体験することもできます。

子どもと高齢者が一緒に作業をする事もおすすめです。例えば、クッキーやケーキなどのおやつを一緒に作ったり折り紙遊びをする事も、双方が無理なく楽しめるレクリエーションです。子どもと高齢者が会話したり、笑い合いながら作業を進める事ができます。

交流を図る事で、高齢者は子どもから刺激を受けて脳を活性化でき、子どもは高齢者から学べる事がたくさんあります。発表会や誕生日会を共に行い、楽しい時間を共有する事も大切です。子供と高齢者が交流する時間を作る事は、双方にとってプラスの効果が生じます。

高齢者は子どもと過ごす事で笑顔が増え、身体を動かす機会も増えます。子どもは高齢者から多くの新たな知識を得て、高齢者と触れ合う事の楽しさや思いやりの気持ちを育む事ができるのです。